
春の食と春酒
春ですね。新年度になりました。我が家の近くの八幡山では桜が満開です。私は、四季の中で春が一番好きです。入学、就職など、華やかな行事が増えるこの季節、春はスタートのタイミングで何事においても気持ち...

甑倒し(こしきだおし)
早いもので桜が開花の季節となりました。
日本酒造りの世界も、甑倒し(こしきだおし)が終わった酒蔵も続々と出てきており、鑑評会出品や今年の新酒の出来栄え評価や、次回に向けた反省などが行われていく時...

Appleと再生可能エネルギー、戦争がない時代へ
再生可能エネルギーをテーマにすると、エネルギー政策とか安全保障とか、堅苦しいテーマになりがちですが、Appleと再生可能エネルギーが結び付くと、私たちの関心は高まるのではないでしょうか。Appl...

「伝統的酒造り」のユネスコ申請決定
昨日、日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に申請決定となるニュースが発表されました。
・文化庁HPより(2022.3.10)
日本酒や焼酎、泡盛などのいわゆる"和酒"の酒造り技術は、...

富山×日本酒⇒ドンペリ⇒挑戦⇒∞(無限大)
富山にいました。富山の地酒を楽しむ時間もなく、帰路、北陸新幹線の車中で書いています。
(富山駅の地酒を飲めるお店)さて、突然ですが、富山×日本酒で何を思い浮かべるでしょうか?富山×日本酒から、...

外(そと)側の課題に目を向ける
昨日、ロシアがウクライナに侵攻し、"戦争"状態に突入したことがニュースとなっています。そしてここ最近、身近な原油やガスの価格が高騰し、光熱費もどんどん上がり、あらゆる資材コストをはじめ価格改定(...

日本酒業界にも「ゼロカーボン・アクション」を。
気候変動問題が人類共通の課題となってきていますが、2021年は「脱炭素」の国際経済戦争が始まった年と言われています。きっかけは、中国・習近平主席による2060年ゼロカーボン宣言と、脱炭素に舵を切...

日本酒の輸出が好調。では国内は?
先日2月7日、2021年度の日本産酒類の輸出統計が発表されました。財務省貿易統計によれば、日本酒の輸出は12年連続で伸び続け、数量・金額ともに、前年の約1.5倍の増加率を遂げています。急激な伸び...

博多もつ鍋
仕事で福岡・博多に来ています。博多で、もつ鍋×地酒を楽しんでいます。
九州で酒といえば焼酎をイメージされる方が多いかと思います。私もこのイメージを持っていましたが、実は福岡は日本酒造りの盛んな...

酒造りに再エネ導入を進めるために
SAKE RE100のテーマ、再生可能エネルギーで日本酒を醸す。御存知の通り、気候変動問題が人類共通の課題となった今、日本酒造りの在り方も問われています。世界では、脱炭素・再生可能エネルギーへの...

再生可能エネルギーとは?
再生可能エネルギーで日本酒(SAKE)を醸す。このコンセプトで立ち上げた「SAKE RE100」プロジェクトですが、そもそも「再生可能エネルギー」については多くの人が正しい認識をしているのかどう...

吟醸酒の麹造りとは
寒い日が続いていますね。全国各地で大雪のニュースが見られるこの時期、酒蔵は吟醸酒の仕込みにとりかかることが多いです。1月,2月の仕込みは非常に神経を使います。精米歩合50%以下、つまりお米を最も...

自然と調和した生き方
新年あけましておめでとうございます。昨年2021年も新型コロナウィルスによる世界的な脅威に見舞われた年でした。そして今もなお先の見えない状況が続きますが、確実に言えることがあるのではないでしょう...

2022年もよろしくお願いいたします
2022年元旦となりました。2020年のプロジェクト立ち上げから2年目に突入いたします。昨年度は当初のロードマップに即し、下準備に専念した一年でした。酒類分野を問わず、複数企業様とのヒアリング等...

スパークリング日本酒
メリークリスマス!今日はクリスマスイブ。日本ではクリスマスで飲むお酒はシャンパンが定番となっていますが、実は、日本酒にも、シュワシュワ感を持つお酒はあるのです。爽快感が魅力の「スパークリング日本...

地酒の特徴を決めるもの
12月も中盤に差し掛かり、日本酒が最も飲まれる時期に入ってきました。昨年の今頃とは変わって、お酒を嗜むことの出来る機会も少しづつ回復してきたようです。全国各地には、地酒がとても多いのは、御存知の...

樽酒
皆さん、お正月はどんなお酒を飲むのでしょうか?お正月になると、鏡開きの演出を一度でも目にしたことある方が多いのではないでしょうか。そうです。私は、決まって、樽酒を楽しみます。
樽酒とは、日本酒...

酒質評価の最前線
当蔵にはこの時期、酒蔵見学でお客様は毎週いらっしゃいます。蔵の中に入ったとき、「お酒の香りがしますね」と皆さんおっしゃいます。香りを司るのは、主に酵母です。酵母は、多くの種類があり、青りんごのよ...

熱燗の季節
寒くなりました。特に朝晩の冷え込みを感じる時期になりました。こんな時の晩酌は、体の芯から温まる「燗酒」に限ります。「熱燗」と言っても、この世界は実に深く、一言に「燗酒」といっても温度によって様々...

新酒しぼりたて出荷シーズン到来
今季はまだまだ暖かい日も多く、朝の仕込み温度が高い日も多いため苦戦しております。連日の酒造りも本格化し、上槽(搾り)や瓶詰めも重なり、年末にかけての出荷最盛期シーズンに突入してまいりました。もう...

受注生産を目指す!
「気候変動が人類共通の課題である」という認識を、世界の主要各国がしているということ。これは、もはや見過ごすことのできない事実です。先週、こんな言葉を六代目蔵元から発信させていただきました。※参考...

人類共通の課題と”構造”
ようやく、観光地も賑わいを見せてきました。地元栃木県では、連日ニュースでも日光はじめ観光名所の賑わいが特集されています。
出典:https://www.fnn.jp/articles/-/...

寿司と日本酒
和食の代表、寿司。寿司と日本酒は合わないわけがない。しかし、寿司屋でビールばかりを飲む人が目立ちます。実に、もったいない!寿司には辛口の純米酒を合わせた方が良いのか、華かな香りのする大吟醸を合わ...

日本酒造りの三段仕込みとは
季節の変わり目、長袖必須の時期になってまいりました。
気温が冷え込めば酒蔵としては仕込みがとてもやり易くなるため、まだ冷えないか冷えないかと待ち遠しくもあります。
日本酒は、低温の温度帯で発酵さ...

「ナウシカ」の問いかけ
コロナ禍の今、多くの人が漫画版「ナウシカ」を読んでいるという噂を聞きつけ、私も読んでみました。
私は、映画の「ナウシカ」は知っていましたが、この漫画版、調べてみたら、宮崎駿監督が12年以上もの...

蔵癖(くらぐせ)とは
蔵癖(くらぐせ)とは蔵癖(くらぐせ)という言葉を、聞いたことはあるでしょうか?酒蔵は全国津々浦々に存在する酒蔵は、一つとして同じ環境のものはありません。地域によっての気象条件はもちろんのこと、建...

日本酒の日、日本酒で乾杯!
皆さん、知っていますか?今日、10月1日が「日本酒の日」であることを。10月になると、多くの蔵で酒造りが始まる時期だからですが、10月1日が、日本酒の日になったもう一つの理由は、十二支が関連して...

SAKE RE100のロゴが決定しました!
前回の記事にて一部ご紹介ありましたが、本プロジェクトのSAKE RE100ロゴが決まりました!様々な案が出る中で、ブラッシュアップを重ね、プロジェクトの想いを込めて作成してまいりました。
メイ...

お酒の神様、松尾大社
ソフトバンクの孫会長は、石川県の金劔宮(きんけんぐう)への参拝を欠かさないといいます。また、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助さんは、京都の石清水八幡宮が参拝先だったそうです。歴史に名を残した偉...

製造計画と環境
9月に入り、今年も残すところあと3分の1になりました。酒蔵は、今年の日本酒造りの準備にさしかかる時期です。四季醸造などを除けば、多くの酒蔵は10月前後からその年の酒造りを開始します。一般的に、日...

美味しいものって何だろう?
私は、唎酒師(ききざけし)です。簡単に言うと、日本酒のソムリエです。ここ唎酒師のコラムでは、食に関する適当で柔らかいことを書かせていただいていますが、今回は、私が考える美味しいものについて話をさ...

己の舌で利き、味わう
以前、こちらの記事で夏場の酒蔵風景、「呑み切り」についてご紹介しました。夏を越すひやおろし出荷前の時期には、熟成度合いやタンクの状態を見極め、必要に応じてブレンド(調合)作業を行っていきます。必...

日本酒もエネルギーも地方の時代
私たちが使う電力が火力発電や原子力発電の大規模集中型電源から「再生可能エネルギー」に代わると、私たちの暮らしは良くなると言われています。「再生可能エネルギー」が地域で循環すれば、地域でお金が回り...

夏場の酒蔵「初のみきり(初呑切り)」とは
連日暑い日が続きます。このような日が来ると、もうすぐ秋が近づき次期仕込みの準備が始まるな、などと思う季節です。また、毎年6月~8月のこの季節、酒蔵ではその年初めての「のみきり(呑切り)」作業が行...

和食にあう日本酒(3)キャンプ飯
私は、唎酒師(ききざけし)です。簡単に言うと、日本酒のソムリエです。「和食に合う日本酒」というテーマで書かせていただいている、3回目は、夏の定番、「キャンプ飯」を紹介させていただきます。最近は自...

進化する日本酒造りの世界
日本には、異文化を取り入れ、独自にカスタマイズ・適応させる土壌があります。よく言われるように、ハロウィンやクリスマスを祝い、初詣では神社に参り、お寺で手を合わせ、チャペルで式を祝う、等々。ここに...
SAKE RE100加盟酒蔵について
日本酒の力で再エネシフトを推進し、地酒文化を守る。
加盟酒蔵は、業界の大半を占める全国各地の小規模酒蔵が主となります。
本プロジェクトを通じて将来の「再エネ100%醸造」を目指すとともに、地酒文化の継承と持続可能でエコな酒造りを実現します。
加盟酒蔵は下記の条件を満たすことが必要となります。
1.地産地消の「地酒」を大事にした酒蔵であること。
2.「SAKE RE100プロジェクト憲章」に賛同すること。
3. 将来的に再エネ100%に切り替えていく意志があること。

Charter
SAKE RE100プロジェクト憲章
1.「SAKE RE100」は、
酒蔵と地域へ還元できる循環モデルを作る。
➢富の地域循環
2.「SAKE RE100」は、
本ブランドの売上から「環境価値」の購入及びその他施策を行い、再生可能エネルギー普及を推進する。
➢再生可能エネルギーの普及
3.「SAKE RE100」は、
酒蔵業界、エネルギー業界、環境団体、RE100推進企業、地方自治体への周知をおこない、「再エネ醸造」を全国規模へ普及する。
➢文化の継承