
熱燗の季節
11月になり、寒くなりました。熱燗の季節、到来です。ビールやワインなどと比較すると、日本酒ならではの楽しみ方がお燗酒。燗をすることで、日本酒の持つ様々な要素が活性化され、香味が広がります。香味が...

「RE100」を実現する方法
(出典:Japan-CLT)10月26日、菅首相は所信表明演説の中で温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を宣言した。「もはや、温暖化への対応は経済成長の制約でははい」「積極的に...

「電電宮」と「SAKE RE100」
ソフトバンクの孫会長は年2回、石川県の金劔宮(きんけんぐう)への参拝を欠かさないという。「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助さんは、京都の石清水八幡宮が参拝先だったそうだ。歴史に名を残した偉人や政...

<色光照射発酵>酒の試験醸造をはじめます
10月に入り、連日酒造り作業が蔵では始まっています。まだまだ「寒造り」には暑い気温が続き、蒸米の放冷には悪戦苦闘する日々が続いておりますが、着々と仕込みが完了したタンクが増え、蔵の中は酵母が放つ...

SAKEの未来を握る「唎酒師」
日本酒のソムリエ「唎酒師」。飲食店をはじめ、様々な業界で活躍しているが、私はエネルギー業界に立つ「唎酒師」だ。資格認定をする「日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会」(SSI)によると、「唎酒師...

国酒と呼べるか!?
「國酒」という言葉をご存知だろうか?日本酒業界ではかなり浸透した”業界用語”で、「國酒」とは日本酒と泡盛をいう。「國」の字が「国」でないところが、歴史や文化、伝統を感じる。かっこいい。ところが、...

エネルギーのドメーヌ化
「ドメーヌ」、「テロワール」、ワインで使われる用語が、「産地特性」を指す言葉として今や日本酒にも用いられている。その理由は、酒蔵の立地による酒質の違いを訴求したい蔵元の意向もあるが、「地産地消」...

麦ストローから考える、日本文化
先日のニュースでご存じの方も多いと思うが、スタバのプラスチックコップが紙に移行したようだ。参考:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200925/k100126...

再エネがスタンダードとなる未来
再エネと聞いて、まず思うことは何か。再生可能エネルギーそのものには、賛同する人は多いだろうと思う、しかし導入が進まない現実があり、その筆頭とも言えるべき感覚がある。それは、「結局、割高でしょ。」...

SAKEの3つのおいしさ
酒には3つのおいしさがあるということをご存じだろうか?一つは、誰もが感じたことのある「生理的なおいしさ」。私は、サウナ好きだが、サウナ後のビールは美味い。この時感じるおいしさは、「生理的なおいし...

秋がきた
今年も酒造りのシーズンがやってきた。秋だ。蔵では、今季の仕込み前の掃除や道具準備に着手している。ついこの間の暑すぎる異常な夏は過ぎ、気づけばすぐ近くの田んぼは穂を蓄えた一面の稲で覆われている。ク...

地方も日本酒造りも進化
かつて、ダーウィンは言った。「生き残るのは最も強い種でも、最も賢い種でもない。最も敏感に変化に対応できる種である」と。これは、「種」の話であるが、地域の成長と希望を創造するポイントとして、「地方...

佐渡の地酒
↑指差しているのは、佐渡の「両津火力発電所」酒どころ新潟県。その中でも佐渡は日本酒贔屓が多い。私もその一人だ。佐渡のエネルギー事業に携わる以上、先ずは、佐渡の酒を味わいに現場に来た。佐渡は、酒造...

地球という確かさ<相対主義のその先へ>
「酒屋万流」という言葉がある。酒蔵には、各固有の個性があり、各蔵の歴史やポリシー、味はまさに千差万別。原料や配合を全く同じにしても、酒蔵によって醸す酒は全く同じ味にはならない。たとえば、同じ値段...

再生可能エネルギーの価値をいかに伝えるか
突然ですが、「再生可能エネルギーの電気を使ってください!」とあなたが言われたとしよう。果たして、それだけで再生可能エネルギーの電力に切り替えるだろうか?そもそも調達方法もわからないし、切り替えに...

地域循環共生圏としての「SAKE RE100」
「地域循環共生圏」という言葉をご存じだろうか?「地域循環共生圏」とは、各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合う...

SAKEと食
日本酒がいま、新しい時代を迎えている。注目すべきは、舞台が世界に移っていること。出荷量はピーク時の3分の1に減っているが、輸出は9年続けて増えている。こうした理由は、日本酒が海外に輸出されるよう...

地方の時代はSAKEの時代
巷では「地方創生」「地方の時代」と言われている。地方が見直されていることは、宇都宮に生活基盤を置く者としては「やっときたか!」の感がある。宇都宮で生まれ育ち、大学とその後の会社勤めで、都内に暮ら...

再生可能エネルギーが注目されるわけ
再生可能エネルギーというものについて、昨今注目が集まっているのはご存知の方も多いのではないだろうか。しかし、なぜ再生可能エネルギーが注目されているのだろうか。今回、再生可能エネルギーが注目される...

エネルギーと日本酒の「地産地消」
従来、日本酒は郷土色豊かな飲み物であった。日本酒の醸造責任者である杜氏は、南部杜氏、丹後杜氏、越後杜氏などと呼ばれて、日本それぞれの地域性を生かしてその土地ならではの日本酒造りが継承されてきた。...

コロナ禍が教えるエネルギーの未来
「経済は社会の基盤であり、経済の発展がなければ、豊かな社会も教育や文化の繁栄もない」ずっと疑うことはなかった。しかし、経済が順調ならすべてがうまくいくと考えるのは単純すぎた。コロナ禍が教えてくれ...

世界における「日本酒造り」とは
世界における「日本酒造り」とはSAKEと日本酒は同一ではない、というのが業界の認識である。2015年、国税庁によって日本酒は「原材米に国内産米のみを使い、かつ、日本国内で製造された清酒」という定...

「日本酒」とはなにか
日本酒とはなにか永らく酒(さけ)と呼ばれてきた「日本酒」は、最近になって明確な定義が要請されてきた。グローバル化する資本主義経済社会の中で、海外へ向けていかに日本文化を伝えるか。和食同様、漠然と...

「和食」とは何か
和食とは何か日本人ならば当然、「和食」という言葉は知っている。しかし、明確な定義を答えることはなかなか難しいのではないか。2013年、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録された。海外では、「健康...

「ものづくり」の射程
日本酒造りを行う我々酒蔵は、「ものづくり」の産業である。すなわち、有形のモノを商品として製造し、世の中に出荷している。有形の「ものづくり」の大半は、物質に規定された世界の物理的構造を「変容」「加...
SAKE RE100加盟酒蔵について
日本酒の力で再エネシフトを推進し、地酒文化を守る。
加盟酒蔵は、業界の大半を占める全国各地の小規模酒蔵が主となります。
本プロジェクトを通じて将来の「再エネ100%醸造」を目指すとともに、地酒文化の継承と持続可能でエコな酒造りを実現します。
加盟酒蔵は下記の条件を満たすことが必要となります。
1.地産地消の「地酒」を大事にした酒蔵であること。
2.「SAKE RE100プロジェクト憲章」に賛同すること。
3. 将来的に再エネ100%に切り替えていく意志があること。

Charter
SAKE RE100プロジェクト憲章
1.「SAKE RE100」は、
酒蔵と地域へ還元できる循環モデルを作る。
➢富の地域循環
2.「SAKE RE100」は、
本ブランドの売上から「環境価値」の購入及びその他施策を行い、再生可能エネルギー普及を推進する。
➢再生可能エネルギーの普及
3.「SAKE RE100」は、
酒蔵業界、エネルギー業界、環境団体、RE100推進企業、地方自治体への周知をおこない、「再エネ醸造」を全国規模へ普及する。
➢文化の継承