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地方も日本酒造りも進化

かつて、ダーウィンは言った。「生き残るのは最も強い種でも、最も賢い種でもない。最も敏感に変化に対応できる種である」と。これは、「種」の話であるが、地域の成長と希望を創造するポイントとして、「地方創生」にも言えることだ。「地方創生」というと、すべて作り替えるようなイメージがあるが、私は、地方創生に大事なことは、「地域らしさ」の進化だと考えている。その地域の文化、伝統、自然、祭り、行事などは残すべき重要な要素で、これらを守り続けていくために変わり続けていくべきだ。そして、大事に守り続けたいものがある一方で、すべてが昔のままで良いわけではなく、時代に即した変わり方も必要となる。このようなことは、地域の成長に寄り添ってきた日本酒造りにも言える。守り残すべき要素と新しい価値観が融合するとき、混乱は必然であるが、もがきながら「和」を見出す先に、地方の日本酒造りの正解があると感じる。おりしも、西堀酒造では、アルコール発酵を進める「もろみ」の温度管理をスマートフォンで自動制御できるシステムを独自に構築した。酒蔵のDXと聞こえは良いが、もがきながら、昔からのやり方との「和」を見出している。唎酒師:柏崎和久

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