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Appleと再生可能エネルギー、戦争がない時代へ

再生可能エネルギーをテーマにすると、エネルギー政策とか安全保障とか、堅苦しいテーマになりがちですが、Appleと再生可能エネルギーが結び付くと、私たちの関心は高まるのではないでしょうか。Appleは、スマホで私たちの生活に革命を起こしましたが、エネルギーでも革命を起こそうとしています。凄いのです。
(写真:Appleが建設したカリフォルニアのソーラーファーム)何が凄い!って、Appleは、2030年までにサプライチェーンでカーボンニュートラルを実現するためエネルギー貯蔵プロジェクトを推進しています。Appleは2年前に、全事業、製造サプライチェーン、製品ライフサイクルのすべてにおいて、2030年までにカーボンニュートラル達成を目指すという計画を明らかにしました。この発表以降、再生可能エネルギーへの移行を決めたサプライヤーの数を増やしてきました。日本のサプライヤーも再エネに移行しています。こうした取組みと並行して、Appleは米国最大規模のバッテリープロジェクトの1つとして、California Flats という名称の電力貯蔵施設を現在建設中です。7,000世帯以上に供給する1日分の電力量に相当するエネルギー貯蔵能力であり、日中に生成された余剰エネルギーを貯蔵しておき、電力を最も必要とされる時に活用できるような仕組みになっています。
(鹿児島で手掛けたプロジェクトの写真:NECから)一方で、この写真は、私が7年前に手掛けたプロジェクトの大型蓄電池です。この蓄電池は、Appleの手掛ける蓄電池に比べたら、小さいかもしれません。しかし、こうした大型の蓄電池と太陽光発電が地方に分散的に増えれば、電力を大規模な発電所に頼ることもなくなります。大規模な発電所に依存しなければ、発電所が必要とする石油やガスにも頼ることは無くなります。そして、エネルギーの奪い合いは起こりません。今、日本は、再生可能エネルギーを増やすと電力の安定供給ができないという二項対立論ではなく、国の安全保障からエネルギーの在り方を考えなければいけない時代だと感じます。ウクライナ・ロシアの戦争、早く終わることを望んでいます。唎酒師:柏崎和久

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