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春の食と春酒

春ですね。新年度になりました。我が家の近くの八幡山では桜が満開です。私は、四季の中で春が一番好きです。入学、就職など、華やかな行事が増えるこの季節、春はスタートのタイミングで何事においても気持ちを前向きにしてくれます。この気持ち的なところに私が春を好む理由がありますが、一番の理由は、この季節の食が大好きだからです。では、「春の食で、何が好きか?」と、問われると迷いますが、「これは外せない」という食があります。
たけのこで作る「たけのこご飯」です。我が家では、たけのこはスーパーで買うものではなく、竹林に堀りにいくものです。たけのこは、食卓に上がるまでの皮をむく作業とアク抜く作業は大変ですが、香り、食感、ごはんとの相性が良く四季を感じる素晴らしい食です。たけのこご飯には、木の芽を添えたりすると、もっと春らしさを演出でき、「日本に生まれて良かったぁ~」と思える食です。この季節、酒屋さんに行けば、爽やかな春酒が手に入ります。火入れをしていない生酒のフレッシュさを残しつつ、冬に搾られた新酒の荒々しさが和らぎ、角が取れているのが春酒の特徴です。爽やかな香り、かすかで上品な甘味は、淡い桜の花びらを思わせるような儚さを感じさせるのが春酒です。ぜひ、皆さんのお好みの春の食に春酒をあわせてみてください。新しいマリアージュが見つかるかも知れません。
唎酒師:柏崎和久

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