COLUMN

2020/

08/21

SAKEと食

再生エネルギー日本酒

日本酒はいま、新たな時代を迎えている。
注目すべきは、その舞台が国内から“世界”へと移りつつあることだ。

出荷量全体では、ピーク時の約3分の1にまで減少している。
しかしその一方で、輸出量は9年連続で増加中。
日本酒は、今やグローバルな食文化の一角を担う存在になりつつある。

その背景には、日本酒が「食中酒」としての魅力を海外で理解され始めたことがある。
ユネスコによる「和食」の無形文化遺産登録も追い風となり、
料理との“ペアリング”において、日本酒が新たな注目を集めるようになってきた。

ワインとはまったく異なる香りと味わいを持つSAKEは、
これまでマッチしにくいとされてきた料理にも、
驚くほど相性が良いことが次々と発見されている。

たとえば、私がいつも言っているのは──
**「カキには、断然SAKEのほうが合う。シャブリじゃないぜ!」**ということ。
これは冗談ではなく、本気の提案である。

世界の料理とSAKEのペアリングやマリアージュを、
人々が楽しんでいる光景を私は思い描いている。
そして、日本各地の酒蔵が世界に向けて扉を開くことで、
日本の誇るべき文化が、SAKEを通じて世界へと伝わっていく──。

その可能性は、まだまだ無限に広がっている。

執筆者:柏崎和久

株式会社I.T.I、SAKERISE代表取締役

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