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SAKE RE100への想い。

日本酒から世界を変える。
大胆な目標かもしれませんが、できそうな気がしています。

◎SAKE RE100公式サイト(プレオープン)
https://sake-re100.com/
※7月に正式オープン(商品詳細公開)を予定
※旧サイトの過去記事は新サイトでもお読み頂けます

思えば、電力・エネルギー業界に長く身を置く私にとって、日本酒の世界は全くもって門外漢であり、遠い世界でした。日本酒を嗜むことは好きでしたが、自らが日本酒のビジネスに参入することは考えてもいませんでした。

たまたま、西堀酒造の六代目蔵元、西堀さんとご縁があり、酒造のことを学ばせて頂くにつれて、日本酒の世界観に嵌まっていきました。
酒造りの神秘性や、日本酒が地域文化をまとっていることを知ると、低迷している日本酒業界をなんとかしたいと感じるようになったのは事実です。
日本酒と再生可能エネルギーをかけ、SAKE RE100というコンセプトを立ち上げたのは、私の宿命なのかも知れません。

今、再生可能エネルギーは、二酸化炭素を排出しない地球環境に良いクリーンなエネルギーとして注目されていますが、私たちが使う電力が火力発電や原子力発電の大規模集中型電源から分散型の再生可能エネルギーに代わると、私たちの暮らしは良くなると言われています。

再エネが地域で分散され、地域の事業者がエネルギー事業を担えば、地域でお金が回り(電気代が回ること)好循環をもたらす、いわゆるエネルギーの地産地消は地域に活気をもたらすという考え方です。

一方で、日本酒業界に目を向けると、松竹梅、月桂冠、白鶴、大関、最近では獺祭、こうした誰もが知っているブランドは、大規模工場で造る日本酒です。そして、大手メーカーではない地方の小規模酒蔵は、全国に1300程度ある酒蔵の99%を占めています。

 

SAKE RE100の取組みに賛同していただいている西堀酒造も、佐渡のエネルギー事業に関連して一緒に仕事をさせていただいている加藤酒造店も小さな酒蔵です。

いま、西堀さんや加藤さんのような地方に点在している小さな酒蔵では、地域でお金が回る、いわゆる地産地消の取組みが盛んです。
例えば、加藤酒造店さんにおいては、「米から手掛ける酒造り」をテーマに、佐渡島内の農家の方々と共に酒米作りに取り組んでいます。お金を地域で循環させています。

こうしてみると、電力業界と日本酒業界、似ているのです。
産業革命以降、電力の世界では、資本主義経済の末に生まれたのが大型火力発電のような大規模集中電源です。
そして、日本酒の世界で生まれてきたのは、日本酒が本来持っていた自然への畏敬の念や地域性を失った大規模日本酒工場でした。
どちらも、市場拡大、利潤の追求の末に生まれたカタチです。
ところが、いま、こうした社会システムは綻びはじめています。


(出所:NewsPicks 開疎化がもたらす未来)

私たちは、コロナ禍の教訓として、人間は自然の力には抗えないことを知りました。
また、一ヶ所に人やビジネスが集中する、中央集権化した社会はリスクだらけなことも知りました。
更に、市場の拡大、利潤の追求が、地球環境を破壊するに至ることも学びました。
コロナ禍が結果的に促進しているのは、「開疎化」といわれる分散化された社会だと言われています。

日本酒には、和食や文化、地域社会とつながりがあります。だからこそ、日本酒(SAKE)の力で、再エネ普及のみならず、地域経済の活性化や文化継承を推し進められるのではないでしょうか。

SAKE RE100では、地域に根付いた小規模酒蔵が、再エネ導入へ踏み出すきっかけを作っていきます。

唎酒師:柏崎和久

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