メリークリスマス!に樽酒
日本ではクリスマスで飲むお酒はワインやシャンパンが定番となっていますが、実は、日本酒にも、シュワシュワ感を持つお酒、爽快感が魅力の「スパークリング日本酒」はあります。
↓昨年は、こんなことを書いていました。
スパークリング日本酒
しかし、私は本日、「樽酒」を楽しんでいます。
お正月には樽酒が定番となっていますが、西洋文化のクリスマスに、日本文化の「樽酒」を融合しても良いかと思っています。
樽酒とは、日本酒をヒノキや杉の樽に入れて、木の香りをほのかにつけたものです。
樽に入れておく日数は、酒蔵さんによって異なりますが、気温や湿度などを考慮して決めるそうで、5日~10日になります。
長い間、樽に入れておくと木の香りが強くなり、短すぎると日本酒の香りだけが強くなり、香りの旨味の絶妙なバランスを考えての期間設定なのでしょう。
日本酒の旨味に木の爽やかな香りがまとう味わいからは、何とも言えない深い心地よさを感じ気分が和らぎます。
木の香りは、森から生まれた自然のアロマですから、おそらく、何か身体に良い成分が含まれていて、リラックス効果があるのでしょう。
大きな酒樽を皆で分け合って飲むことは、「幸せを皆で分かち合う」という意味合いもあるそうですよ。
唎酒師:柏崎和久