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和食にあう日本酒(3)キャンプ飯

私は、唎酒師(ききざけし)です。簡単に言うと、日本酒のソムリエです。「和食に合う日本酒」というテーマで書かせていただいている、3回目は、夏の定番、「キャンプ飯」を紹介させていただきます。最近は自然を求めるキャンプブームもあり、アウトドアショップに行けば、専用の調理機材も簡単に手に入ります。ですから、「キャンプ飯」と言っても料理のバリュエーションは豊富で、キャンプ場では、料理人顔負けのプロのような方を多く目にしています。私もキャンプ場や河川敷で仲間と楽しむことは大好きですが、自宅のベランダで手軽に「キャンプ飯」を楽しんでいます。さて、そんな「キャンプ飯」ですが、主役は、「ステーキ」でしょう。美しい自然のなかで、美味しい日本酒と「ステーキ」は格別ですが、どのような日本酒を合わせると良いのでしょうか。(厚切りのステーキ肉は、近所の肉屋さんから買います)華やかな香りの大吟醸酒か、それとも辛口の爽酒か、好みが分れるところかと思いますが、私は、香りや味の濃淡は気にせず、「地酒」を合わせます。現地でしか楽しめない景色をキャンプで楽しむように、現地でしか調達できない「地酒」を探すことは、唎酒師のウンチクよりも、キャンプの楽しみの一つだからです。日本酒は全国各地に約1400(国税庁、平成28年の調査)の酒蔵があります。そのため、キャンプをやる近くのスーパーマーケットに行けば、ほぼ間違いなく、「地酒」が置いてあります。「地酒」は、地元でしか流通していないものも多くあるので、探さない手はないのです。(写真:ベランダでの「ステーキ」には大七さんの生酛純米吟醸が合います。仙禽さんの「かぶとむし」は、大人のレモンスカッシュと言われていて、ステーキ前のおつまみと相性抜群です)大勢で「ステーキ」を楽しむのであれば、クーラーボックスに一升瓶を入れて。夫婦で楽しむのであれば、四合瓶(720ml瓶)1本あれば十分楽しめます。日本酒は温度変化を楽しみながら飲めるお酒です。食の初めは、氷を入れロックで冷やして飲み、その後は常温で楽しんでも良いかと思います。ビールやレモンサワーは、ぬるくなると美味しくなくなりますが、日本酒はぬるさを気にしなくて良いことが強みです。日本の美しい景色に一番合うお酒は日本酒ではないでしょうか。これから夏休みシーズン、キャンプ場で「ステーキ」と日本酒、豪快に楽しんでみると良いかと思います。ちなみに、最近は、キャンプ用の日本酒もあるぐらいです。https://www.asahi-shuzo.co.jp/kubota/seppou/(朝日酒造ホームページ)キャンプ酒が日本酒になる時がくるかも知れません。唎酒師:柏崎和久

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