メインコンテンツにスキップ

再生可能エネルギーが注目されるわけ

再生可能エネルギーというものについて、昨今注目が集まっているのはご存知の方も多いのではないだろうか。しかし、なぜ再生可能エネルギーが注目されているのだろうか。今回、再生可能エネルギーが注目される訳を4つに整理してみた。注目される最大の理由は、環境への配慮だ。大量の二酸化炭素(CO2)が排出されることによる地球温暖化は、解決しなくてはならない人類共通の問題だ。これまでは想像もできなかった異常気象、生態系の変化が身近に起きている。このCO2排出の大きな要因となっているのが、火力発電による石油や石炭、天然ガスなど化石燃料の燃焼である。だから、燃焼してもCO2を排出しない再生可能エネルギーを推進することが求められている。二つ目の理由は、エネルギー自給率の向上である。日本の電力は、そのほとんどを輸入の化石燃料に依存している。今後世界人口の増加や新興国の発展により、世界中でエネルギーの需要が増えていくことが予想される。2011年までは、CO2の排出量の少ない原子力発電が日本のエネルギー自給率を上げていたが、3.11の原発事故をきっかけに、安全かつ持続的に自給できるエネルギーとして、再生可能エネルギーに注目が集まっている。三つ目の理由は、地域経済の活性化である。都心から離れた地方では、少子高齢化による人口の減少等により、多くの市町村が財政難の状況にある。このような地方に再生可能エネルギーが普及することで、地域経済の活性化が期待できる。再生可能エネルギー適地である地方が、エネルギーを自ら賄えば、地域のなかで経済活動が活発になり、雇用も生まれる。※国際再生可能エネルギー機関によると、2018年には大規模水力を除いても日本で約26.7万人の雇用が創出されたここまでは、周知の理由であるが、四つ目の最後に私が注目する理由を加えたい。それは、再生可能エネルギーは「自然」だからである。ここに合理的な理由はない。「自然界に散らばるウランをかき集め、閉じ込め、人がいない遠くの場所に廃棄する」とか、「大量の石油を巨大タンカーで輸送し、巨大なプラントで燃焼し、強大な電力を創る」とか、すべて、自然ではない。「自然への回帰」、これが、再生可能エネルギーが注目される情理的な理由でもあり、エネルギー事業に携わる人間の取組むべき命題でもある。唎酒師:柏崎和久

ショッピングカート

カートは現在空です
ショッピングを続ける
お問い合わせ頂きありがとうございます。 購読ありがとうございます 再入荷のお知らせをします The max number of items have already been added There is only one item left to add to the cart There are only [num_items] items left to add to the cart