私は、唎酒師(ききざけし)です。簡単に言うと、日本酒のソムリエです。
ここ唎酒師のコラムでは、食に関する適当で柔らかいことを書かせていただいていますが、今回は、私が考える美味しいものについて話をさせていただきます。

私が唎酒師になったそもそもの理由は、生まれてからずっと食欲旺盛だからではないかと思うのです。
食欲が人よりもあるからこそ、食べることが好きで、食に関心を持ち、日本酒の世界に繋がったのではないかと感じるのです。

食べる量についてはノーマルおじさんの3倍ぐらいですが、良く、仕事の合間には、どんな場面で誰と何を食べるか、妄想しています。
食いしん坊と言われればその通りで、いままで、いろいろと美味しいものを求めてきました。

こんな私の最近の気付きは、「美味しい!」と感じるとびきりの食材を作っているのは、結局のところ、近所の農家の人達だということです。

農家の人達が丹精込めて育て、旬の時期に収穫された食材なら料理は自然と美味しくなるものです。

(ご近所の直売所 : 生産者と直接出会える場所です)

自宅近くの直売所では、野菜や果物を育てている近所の農家の人達とつながることができます。

農家の方々とつながることから、食べ物への感謝の心やそのおいしさ、美しいに触れることができ、季節や自然との深いつながりを感じることもできるのです。

当然のことですが、人は生きるために食べなければなりません。だから、食べることそれ自体をもっと大切にして良いと思うのです。

日々嗜むお酒についても、酔うためのクスリではありません。
日本酒は、季節や自然と繋がる食を豊かにする文化だと思うのです。

先日、私が尊敬する方が、「季節の果物には幸せが詰まっている」と仰っていました。
これから、「SAKE RE100」が手掛けるお酒には、幸せをいっぱい詰めていこうと思います。


(和気さんの夏の香りの詰まったスイカと、江田さんのみずみずしい甘梨)

唎酒師:柏崎和久