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SAKE RE100のターゲット市場

私が、日本酒のビジネスに注力している理由のひとつは、新規の参入障壁が高いからです。酒造りするにも、酒販店をやるにも、特定の資格を持った者に権利与える、いわば許可制であるため、誰もが簡単にできるものではないのです。参入障壁の低いビジネスは、誰でもできますが、そこは、レッド・オーシャンです。だからこそ、日本酒の市場は、郷に入れば、やり方次第で、伸び代が大きく、楽しめる市場だと感じているのです。また、日本酒の需要は国内では減少傾向にありますが、海外でのポテンシャルは拡大しています。日本酒は米を原材料として、加工品を使わず、蔵に棲みついた麹菌を用いて作られます。世界の他のお酒と比べると、なんとも神秘的なお酒です。こうした「自然と共存」という古来日本のあり方を体現した製法や、神話の時代から存在しているという長い歴史といった話は海外の方に非常に魅力的に映ります。ですので、日本酒の市場は海外にも伸び代があるのです。ただし、伸び代があるからと言っても、ターゲットを絞らなければなりません。下の図は、「SAKE RE100」のターゲット市場のイメージです。狙う領域は、純米酒、純米吟醸酒、普通酒等のスペック依型の領域ではありません。【SAKE RE100の資料から】一方、日本酒業界に目を向けると、日本酒の歴史、酒蔵毎に異なる背景やこだわりを明確に伝えられている事業者は数少ないと感じています。ブランディングを行なっていない酒蔵が多いのは、今までは必要がなかったから、に尽きると思います。この理由は、酒税によって戦費を調達していた当時の「級別制度」が深く影響しています。この辺りについては、六代目蔵元に詳しく解説していただこうかと思いますが、消費者が、日本酒を選ぶ基準が、大方、普通酒、純米酒といった精米歩合のスペックしかないのです。このような現況から、多くの小さい蔵が、「再生可能エネルギーで醸す」、これをブランディングのベースにすれば、カーボンニュートラルが実現し、よりよい地球環境に貢献できるかと思います。香りがあり、美味しく、サスティナブルな製法で、歴史が深く、飲むほどに農家や地方経済を豊かにし、環境にも貢献できる。そんな日本酒の魅力は凄いと思います。ただ、飲み過ぎには注意したいものです。唎酒師:柏崎和久

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