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日本酒と哲学

環境のための日本酒(SAKE)」を造り、人と自然が共生する持続可能な環境社会の実現を目指すプロジェクト、このプロジェクトでのビジネスパートナーである六代目蔵元、西堀さんの趣味は、哲学書を読むことだそうだ。私のような哲学の入門書を読んで知ったかぶりしているペテン師ではない。彼は、東京大学の哲学科(思想文化学科哲学専修過程)卒なのです。そんな彼に、今更ながら、「なぜ哲学を専攻したの?」と聞いてみた。返ってきた答えは、学生時代の彼は、義務教育の延長線のように「正解はこれだ」と教え込まれる物事に対して、「本当にそうなのか?」という疑問が沸き立っていたという。そんな中、哲学は自分の頭と感覚で正解を作り出すというもので、既存の価値観や認識が拡大されていく感覚がとても面白かったそうだ。女性に目覚めてしまった私の学生時代とは大きな違いです。しかし、こんな私でも、最近は、真面目に哲学を学んでいます。まだまだ、哲学を語れるほどの人間ではありませんが、哲学は、酒造りと通じるものがあるのです。六代目蔵元が、何度かこのサイトで、酒造りにおいて主となるのは目に見えない微生物であるという話をしてきましたが、この微生物は、人間が制御できない意志があるのです。過去記事参考:酒造りと目に見えないもの私たちは100年後のために、今、何をすべきなのか。これからは、地球の持続可能性を視野に入れてビジネスを行うことが当たり前になってきます。人間が全てをコントロールしようとするのはおこがましかったのです。豊かな自然環境を次の世代に残すこと、私たちは、いま、地球倫理が問われているように思います。唎酒師:柏崎和久

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