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熱燗の季節

寒くなりました。特に朝晩の冷え込みを感じる時期になりました。こんな時の晩酌は、体の芯から温まる「燗酒」に限ります。「熱燗」と言っても、この世界は実に深く、一言に「燗酒」といっても温度によって様々な呼び名があり、その変化によって日本酒の香味の特徴に違いが出てくるのです。
【出所:日本酒造組合中央会】1番熱い温度帯の55℃以上は、「飛び切り燗」と呼んだりしますが、こうしたお酒の飲み方は世界的に見て珍しく、日本酒は他のアルコール飲料と違い、温度変化を楽しむことができるお酒なのです。最近は海外での和食ブームもあり、和食の中の一部として「熱燗」の地位が確立されつつあります。こちら、フランスの和食店で提供されている「熱燗」を楽しむ様子がYouTube動画となっています。フランス人の香味に対する表現力は素晴らしい!<熱燗(あつかん)>を初めて飲んだ【フランス人の反応】 - YouTubeでは、どのような日本酒が「熱燗」に適しているのか?熱燗には純米酒が一番で、吟醸酒にこだわることはありません。米由来の味わいを残した、旨味を感じる辛口タイプは、熱燗にすることで、奥深い味わいになり、旨味が引き出されるからです。そして、燗酒に合う料理ですが、是非、温かい料理をあわせてください。この季節、温かい料理には熱燗が私の基本であり、味噌や醤油をベースにした料理やチーズなど旨味の濃い食材も燗酒のおいしさを引き立ててくれます。
【写真:味噌汁と熱燗は最高です!】料理のジャンルに捉われず、いろいろな食事に合わせてマリアージュを楽しむことが「熱燗」の魅力でもあります。同じお酒でも、飲む温度によってさまざまな味わいを楽しめるのが日本酒の魅力ですが、是非、今の季節は、燗につけた日本酒を楽しんでみてはいかがでしょう。「ひれ酒」なんかも良いですね。唎酒師:柏崎和久

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